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校閲ガールが面白い理由はキャストでもストーリーでもない!

      2016/09/18

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10月期から『地味にスゴイ!校閲ガール』が日テレドラマで始まりますが、このドラマは宮木あや子さんの”校閲ガール”が元となっています。

 

物語の主人公のオンナの子は”小さい頃からファッション誌の編集者になりたい”という夢を抱いていて、やっと大手出版社に入社する事が出来るのですが、配属されたのは全く興味が無い「校閲部」

 

そんな思い通りにいかない中で必死にもがいて自分の答えを出していくという物語。このドラマが面白いのはどこにあるのか?それについて感じた事を書いていきたいと思います。

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キャストが面白さに関係無い!?

ドラマ化にあたって、普通ならそのドラマの主人公を演じる俳優や女優が誰になるかで面白さが変わってくると考えるでしょう。

 

今回のドラマには主演に石原さとみさんがキャスティングされましたが、このドラマ自体は彼女が主演でなくても十分面白いものになると考えています。

 

確かにキャスティングされた俳優の演技が死ぬほど大根だったり、イメージとかけ離れたキャラクターがあてられる事で作品を殺してしまう可能性はあります。

 

ただ、演技力などに関していえば最近の若手女優さんでそこまで演技力に差がある印象はありません。もちろん多少の差はあります。しかし、ドラマの完成度を左右する程の方は正直見当たらないんですね。

Stylish fashion female model in trendy sunglasses posing

演技にそれぞれの役者としての色が付くようになるのは、ある程度年齢を重ねて様々な経験を積んでからだと思います。ですからこの作品の主人公にキャスティングされる20代前半付近の女優さんではそこまでの色は生まれないんです。

 

という事で、今回の作品に関してキャスティングの影響はそれ程大きくは無いのです。

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ストーリーも面白さに関係なくて何が面白さに関係あるの?

この作品の主な内容は、憧れだった職業に就くためにやっとの思いで念願の会社に入社するが、配属された部署は自分のやりたかった事とは全く違う校閲部

 

華やかな世界に憧れて頑張ってきたにも関わらず、自分に与えられた仕事は正反対の地味でつまらない、しかもその仕事すら能力不足のために満足なレベルで仕上げる事が出来ないというもの。

 

でも校閲がするはずの無い事をバンバンやるし、普通なら踏み込まない領域もガンガン首を突っ込んでいくというちょっとあり得ない話。

 

確かに、「普通こんなことしないし出来ないだろ!」っていう内容は現実的では無い分、視聴者が出来ない事をテレビの主人公がやってくれてスッキリするというのはあります。

 

ただ、このドラマの面白さは”校閲”とか”タブーをガンガン冒す”という部分では無くて多くの人の普遍的なテーマである

 

”やりたくない事でもやらなければいけない毎日をどう乗り越えていくか”

 

という部分を描いているのが、このドラマが”面白い”と思える理由なのです。これは現代人が毎日仕事をしている中で常に抱えているジレンマだと思います。

Bored woman at office

昭和以前のようにモノが無くてひもじい生活をしている訳でも無く、特に欲をかかなければ生活していく分にはあまり困らなくなった一方で、お金を稼ぐ方法に悩むようになった日本ならではの悩みです。

 

「どうせなら自分の好きな事をやってお金を稼ぐ生活がしたい、でもそれで生活できる保証はない…」「今の仕事は全然楽しくないけど辞めるわけにはいかない」

 

こう思っている人に今回のドラマはかなり共感できる部分が多いはずです。これこそがこのドラマを多くの若い人が「面白い!」と思える理由なのです。

 

最後に

”半沢直樹”はよくある理不尽なサラリーマン社会の仕組みを主人公が電光石火のごとく下剋上を起こしていくというものでした。これは完全にドラマの主人公が視聴者が抱えている不満を代弁してスカッとさせる事で大ヒットしました。

 

今回は大逆転とまではいきませんが、ちょっと破天荒な事もしつつ面白くない仕事を面白くしていくという一つの考え方を示してくれている気がします。そういった点で勇気づけられる視聴者は多いのではないでしょうか?

 - テレビドラマ, 地味にスゴイ校閲ガール