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博多の陥没穴埋め立てはポンプ車を使って何をやっているのか?

      2016/11/08

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博多駅前の道路で起きた陥没事故ですが、現在埋め立て作業が進行しています。

 

『埋め立て』というと、ダンプカーを動員して土砂で埋め立てる様子を想像しますが、埋め立てている作業の映像にはダンプカーは一切登場しません。

 

代わりに登場したのが、長いクレーンの様なパイプを積んだ作業用トラックです。これを使ってどのように埋め立て作業をしているのでしょう?この点について詳しく調べてみました。

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ポンプ車は何をしているのか?

この長いパイプを搭載した黄色を青のトラックは『ポンプ車』と呼ばれるものです。一般的に、工事で生まれた穴を埋め戻すために使われます。

 

このトラックに積まれているポンプを使って、土砂やセメントを穴の底に流し込む目的で使われるんです。

 

なぜセメントを混ぜるのか?というと、土砂だけでも埋め立てることはできるのですが、セメントを混ぜることで土が固まって安定する時間が短縮できるからです。

 

今回の場合、土砂は混ぜずにセメントのみを圧送しているようですね。

 

水の中でセメントが固まるのか?

ここで、『セメントを水の中に入れて固まるの?』という1つの疑問が浮かぶと思います。

 

セメントが固まるのは水分が飛んで乾くからと思われがちですが、そうでは無いんです。実はセメントは水と混ざって化学反応を起こすことで固まります

 

ですから、水の中に注入するというのは全く問題がないのです。

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水の中に入れたら分散しないのか?

もう一つの疑問があります。それは『水の中に入れたら分散してしまわないのか?』という事です。

 

いくらセメントが水と混ざることで固まるといったって、すぐに固まるわけではないですから、大量の水の中に入れたら分散してしまいます。

 

でも陥没現場のポンプ車は、水たまりの中にセメントをガンガン送り込んでいます。こんなことでホントに固まるんでしょうか?

 

実はセメントには水中でも分散しない『水中セメント』という特殊なセメントがあります。

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このセメントは水中でも分散しないので今回の様な場面でも問題なく固まってくれるのです。

 

問題は電線や下水管といったインフラ設備

今回の陥没箇所は交差点の真ん中ということで、様々なインフラ設備が集中している場所だったというのが一番の難点でしょう。

 

周辺エリアは電気、ガス、水道が止まっている状態ということですから、こういった設備をどうやって素早く修復するかが問題です。

 

ある程度埋め戻したら、邪魔な水を抜き取ってからガス管や電気配線を修理するという工程になりますが、埋め立て作業には3日もあれば完了すると福岡市長は発表しています。

 

そういった事から、その後の電気工事を含めても年内には復旧が完了すると予想されます。

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